七つの子の教育学

大学教員による七人の子育てと教育問題についての雑感

3歳児健診と多子世帯の悩み

七郎(仮名:七番目の子)が3歳になって半年以上が経過しているのに3歳児健診に行っていませんでした。おそらく七郎の様子を心配してくださったのでしょう。保健師さんが我が家に訪ねて3歳児健診の案内をしてくださいました。本当に、保健師の方にはわざわざご足労いただいて申し訳ないです。

 

七郎が生まれる前に助産師とお話ししていたら衝撃の事実を教えていただきました。多子世帯は、保健師助産師などの間で2つのことを疑われている、とのこと。

それは、

児童虐待育児放棄、ネグレクト)を疑われている。

②夫によるDVを疑われている。

とくに、私としては②が…。

①ネグレクトの件はそう思われないように夫婦で頑張ってきた(つもり)。子ども達にも兄弟が多いから手をかけてもらえない、と思われないようにしてきたつもりです。

でもこれも子ども達がどう思っているかわからないのですが。

このように、①は多子世帯の結果としてネグレクトが起こるという図式であるのに対して、②は夫が無理矢理、子どもを生ませているみたいな図式となって疑われるらしいのです。あまり想定していなかったので少し落ち込みました。

 

実は、六美(仮名:六番目の子)の時にも3歳児健診に行くのが遅れ、保健師の方の訪問がありました。こちらはフレンドリーに話しているつもりなのにお若い保健師の方は終始険しい表情であったことを思い出しました。六美が生存しているのか、虐待されているのではないか、疑われていたのかもしれません。

多子世帯は、お金が大変、育児が大変、などと言われることが多いですが、子どもを多く授かることは夫婦で選択したことでもあるのでそれほど苦ではありません。しかし、子育てに関するこうした外部の厳しい評価は時折、私たちを落ち込ませます。それでも夫婦で選択したことです。真摯に子育てに向き合いながら周囲の信頼を獲得していくしかないのだと考えています。

いずれにしましても、3歳児健診を受けるのが遅れたこと、反省しきりです。